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よくあるご質問– FAQ –

みなさまから寄せられる,よくあるご質問にお答えします.

目次

診療について

どんな症状を診てもらえますか?

当院は専門領域である消化器疾患,肛門疾患はもちろん,風邪や花粉症などの一般的な内科疾患の診療,高血圧・糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症などの生活習慣病まで幅広く診療しています.また当院で対応できない場合には近隣の各医療機関にご紹介さ せていただきますのでご安心ください.

初めて受診するときに必要なものはなんですか?

ご来院の際には保険証を忘れずにお持ちください(医療証をお持ちの方は併せてお持ちください).
マイナンバーカードの保険証利用にも対応していますので,マイナカードでも大丈夫です.
紹介状・他院での検査記録やお薬手帳がありましたらお持ちください.
また可能であれば,以下の問診票に必要事項をご記入のうえ,受診時にお持ちください.

⇒ 初診時問診票

予約は必要ですか?

当院では,診療の待ち時間短縮のため予約診療を実施しています.
予約のない方も診療しておりますが,予約の方を優先的に診療しておりますので,混みあっている時間帯などには長時間おまちいただく場合もあります.

初診の方も予約を受け付けておりますので,受診を希望される方はなるべくお電話などで予約をお取りくださいますようお願いいたします.

また急な症状で受診される場合も,当日受診前にお電話いただければ診療の混み具合や空いて いる時間帯をご案内しますので,ぜひご利用ください.

いつが空いていますか?

月曜・木曜の午前中,土曜日は混みあうことが多いです.
逆に火曜・金曜日の午後は比較的空いていて予約を取りやすい傾向です.
祝日の前後や風邪の流行期などは必ずしもこの限りではありませんのでご了承ください.

駐車場はありますか?

はい.
クリニック前に18台分の駐車スペースがあります.
お車でご来院の際は黄色の枠内にお停めください.

どんな検査を受けられますか?

血液検査,胸部・腹部レントゲン検査,心電図検査などの一般的な検査に加え,腹部超音波(エコー)検査,胃カメラ,大腸カ メラ,便潜血検査などの専門的な検査も実施しています.CT検査やMRI検査などのより専門的な検査が必要な場合には近隣の医療機関をご紹介いたします.

予約を変更,キャンセルしたいときはどうすればいいですか?

お電話での予約の変更,キャンセルを承っております.
変更の際にはお薬の残数やご病状を考慮されたうえで変更日をご相談ください.

他のクリニックや病院と連携していますか?

はい.
必要に応じて近隣のクリニック,総合病院,大学病院などを紹介しております.
また専門的な検査や治療,入院が必要な場合も病診連携を行っておりますのでご安心ください.

受付で薬だけ処方してもらえますか?

いいえ.
原則として,患者さまご本人にを受けていただいたうえで適切なお薬を処方することが決まりとなっております.
また定期的に通院されている方のご家族が,なんらかのご事情でご本人の代わりにお薬を取りに来られた場合も,代理の方に診察室にお入りいただく規則となっております.

一般内科の診察について

消化器内科の診察について

胃カメラについて

胃カメラは何年に1回受ければいいですか?

職域健診では1年に1回バリウム検査を受けるのが一般的ですが,それを同じように全員が1年に1回胃カメラを受ける必要はありません.

【1年に1回胃カメラを受けた方がいい方】
ピロリ菌がいる方・過去にピロリ菌の治療を受けたことがある方
胃粘膜下腫瘍がある方
胃がん治療後の方
食道がん,十二指腸がんなどの治療後の方

【次回は2年後で問題ない方】
ピロリ菌がいない方

健診(バリウム検査)で胃にポリープがあると言われました.切除した方がいいですか?

胃のポリープはほとんどが胃底腺ポリープ過形成性ポリープのどちらかです.

胃底腺ポリープが癌化することはありませんので,胃カメラで胃底腺ポリープであることが確認できれば切除の必要はありません.

一方,過形成性ポリープは稀に癌化することがありますので注意が必要です.
しかし一般に過形成性ポリープはピロリ菌に感染した胃粘膜から発生し,ピロリ菌の除菌治療により縮小・消失することが多いため,切除を考えるよりもまずはピロリ菌感染の有無を確認・除菌治療を検討すべきです.

胃底腺ポリープか過形成性ポリープかは胃カメラで診断できますので,バリウム検査で胃のポリープを指摘された場合は確認のため一度胃カメラを受けられることをおすすめします.

ピロリ菌の検査と治療について

なぜピロリ菌に感染するのですか?

原因はよく分かっていませんが,乳幼児期にピロリ菌を飲み込むことで感染すると考えられています.
以前は井戸水などを飲んで感染することが多かったようですが,最近は両親や祖父母などからの経口感染が原因と考えられています.

ピロリ菌を放置するとどうなりますか?

ピロリ菌感染初期は胃粘膜の炎症が起こり慢性胃炎になります.
慢性胃炎が進行すると萎縮性胃炎の状態になり,胃粘膜細胞のDNAにも傷がついて治らなくなります.
この状態になると胃潰瘍や十二指腸潰瘍,胃がん発生率が高くなります.

ピロリ菌の治療中に飲酒や喫煙はしてもいいですか?

いいえ.
アルコールは肝臓で分解されますが,除菌薬内服中は肝臓に相応の負担がかかりますので,アルコールの分解が妨げられアルコール中毒になりやすくなります.
またニコチンにより末梢血管が収縮するため除菌薬が胃粘膜に到達しにくくなり,除菌成功率が大きく下がります.
除菌治療中は飲酒・喫煙は控えるようにしてください.

ピロリ菌が消えたらもう胃カメラは受けなくてもいいですか?

いいえ.
ピロリ菌が消えてもピロリ菌が胃粘膜に与えた影響がすぐに消えることはありません.
ピロリ菌の除菌成功して2年後や5年後,10年後に胃がんが発生した方も実際にいますので,除菌後も定期的に胃の検査は受けるようにしてください.

ピロリ菌が消えてまた出てくることはありますか?

はい.ただしそれほど多くはありません.
少なくとも日本国内の飲料水はきれいですので,普通に生活していて再感染することは稀と考えられます.

再感染と診断された方のほとんどが,実は除菌確認の検査がきちんと実施できていなかった(=ピロリ菌が完全に消えてはいなかった)と考えられます.その原因はいくつか考えられますが,一番可能性が高いのは除菌治療後に早い段階で除菌確認検査を実施していることです.

当院では偽陰性(ピロリ菌がいるのに陰性と判断してしまうこと)を極力避けるために,除菌薬服用後に通常より長く期間を空けて除菌確認検査を実施しています.

子供にピロリ菌をうつしてしまっていないか心配です.どうしたらいいですか?

除菌治療の際には多量の抗生剤を服用する必要がありますので,ピロリ菌陽性が判明しても(副作用の観点から)除菌治療を実施するのは通常成人してからになります.

『心配でそれまで待てない』という場合は,検便によるピロリ菌検査(便中抗原検査)を実施していますのでご相談ください.

ピロリ菌の検査や除菌治療は受けたいけど,胃カメラは受けたくありません.どうすればいいですか?

ピロリ菌に感染すると一定の確率で胃潰瘍や胃がんに罹患しますので,当院では自覚症状がなくても胃の検査を受けることをお勧めしています.(胃カメラで胃炎などがあればピロリ菌検査は保険適用になります)

また胃カメラを希望されない場合も,自費診療でよければピロリ菌検査を実施することが可能です.
詳細は当院受診時にお問い合わせください.

大腸カメラについて

大腸検査は何年に1回受ければいいですか?

大腸カメラで異常がなかった方やポリープが見つかったけどすべて切除できた方は『クリーンコロン(きれいな大腸)』と呼ばれ,数年は心配ありません.当院では通常3年後の検査をおすすめしています.

健診の便検査(便潜血検査)が異常なければ大腸の病気は心配ありませんか?

便潜血検査は便中の血液を検出する感度は高いですが,大腸に病変があっても出血していない場合は意味がありません.

便潜血が陽性になるのは,大腸ポリープがある方の30%程度,早期大腸がんの方の50%程度,進行大腸がんの方の70%程度という統計があります.逆に言えば,大腸ポリープがあっても70%,早期大腸がんの50%,進行大腸がんの30%は便潜血検査で異常なしと判定されることになります.

便潜血検査で陰性(異常なし)と判定されても大腸の病気がない証明にはなりませんので,当院では定期的な大腸検査をおすすめしています.

排便時に出血がありますが鮮血なので痔の出血だと思います.大腸カメラは必要ありませんか?

いいえ.
明らかに内痔核が腫れていて痔核出血が認められた方で,その奥の大腸にがんが見つかった方が実際にいらっしゃいます.痔と大腸の病気は,どちらか片方にしかならない訳ではなく両方同時にかかる場合があります.
痔出血であることが確認できても,ある程度の年齢以上の場合は念のため大腸検査を受けられることをおすすめしています.

他院で毎年大腸カメラを受けて毎年ポリープを切除しています.ポリープができやすい体質でしょうか?

家族性大腸腺腫症(FPC)や遺伝性非ポリポーシス性大腸がん(HNPCC,リンチ症候群)のように大腸ポリープが多発する方は一定数いらっしゃいます.このような場合は毎年カメラでポリープを取ることもあるでしょう(実際には診断がつけば大腸全摘することが多い)が,そのような病気に罹患することは稀です.

切除しなくてもよいポリープ(過形成性ポリープなど)を積極的に切除する医療機関もありますので,注意が必要です.

ポリープを取ったあとは痛みますか?

大腸ポリープは粘膜に発生する病変です.
通常,粘膜には神経がありませんので切除しても痛むことはありませんが,切除した部位(粘膜の傷)が治るまでに激しい運動をしたり便秘になったり(排便時に過度の腹圧をかけたり)すると傷が広がって痛みが出ることがありますので,ポリープ切除後1週間程度は安静に過ごしてください.

大腸ポリープを取ってもらいました.次回は何年後に検査を受ければいいですか?

大腸ポリープをすべて切除した状態を『クリーンコロン(きれいな大腸)』と呼び,数年は心配ありません.当院では通常3年後の定期検査をお勧めしています.

肛門疾患について

切れ痔がなかなか治りません.どうしたらいいですか?

慢性化した切れ痔は治りにくいですが,手術が必要になるのは切れ痔の方の10%程度で,ほとんどの方は排便コントロールと外用薬で治ります.

まず便秘にならないよう食物線維や水分をしっかり摂りましょう.
その上で痔軟膏を創部に塗布しますが,軟膏を肛門奥に注入するのではなく,自分の指で肛門の1cm奥に塗るようにすると治癒しやすくなります.

肛門周囲の痒みがなかなかよくなりません.

肛門周囲炎・肛門周囲白癬は通常の痔軟膏では治りません.
抗炎症薬と抗真菌薬の両方を塗布したうえで,肛門が蒸れないように気をつけましょう.
ガーゼを挟むなどすると効果的です.

痔核硬化療法のあとは歩いて帰れますか?

はい.
痔核硬化療法を実施後,15分ほど様子をみて問題なければ歩いてお帰りいただいています.

痔核硬化療法の翌日は仕事に行けますか?

はい.
通常のデスクワーク程度であれば問題ありません.
激しい肉体労働や長距離の運転などはお控えください.

痔核硬化療法と従来の手術(痔核切除術)のどちらを受ければいいですか?

痔核硬化療法は脱出性痔核・出血性痔核の両方に高い効果がありますが,効果の持続は長くて5年程度です.
再発時に再度硬化療法を受けるか,その時点で根治手術(痔核切除術)を受けるか再度ご検討いただいています.

1回の治療で根治を期待するのであれば,初めから痔核切除術を受けられることをおすすめします.

健診について

健康診断・人間ドックは受けられますか?

特定健康診断や,会社などに提出される一般健康診断は,予約制で受付しております.必要な検査項目の確認や,受診時の注意 事項などお伝えしたいこともありますので,まずはお電話でご相談ください.

一般健康診断につきましては,必要な検査項目をご予約時にあらかじめご提示いただくこと,費用は項目により異なること,検査項目によっては結果をお渡しするまでに1週間ほど かかる場合がありますことをご了承ください.

⇒ 詳細はこちらをご覧ください

予防接種と抗体検査について

受けられる予防接種を教えてください

当院は浜松市との委託契約により各種予防接種を実施しています.
また一般の方にもご希望により各種予防接種を行っておりますので,ぜひご利用ください.
(予防接種はすべて予約制となりますのでご了承ください)

⇒ 詳細はこちらをご覧ください

男性型脱毛症(AGA)について

どれぐらい薬を服用すれば効果が出てきますか?

おおよそ6ヶ月が目安とお考えください.
6ヶ月継続服用しても改善がみられない場合は,服用を中止することをおすすめします.

内服薬の副作用はありますか?

以下の副作用が報告されています.
・肝機能障害:1−2%程度
・勃起不全:1%程度
・女性化乳房,乳房痛:1%未満
肝機能障害については自覚症状があまりありませんので,服用中は3ヶ月に1回程度の血液検査をおすすめします.

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